アメリカ進出・ニッポンのアメリカ事業部byシカゴ太郎

新・アメリカ進出 設立登記から事業支援

板橋義陽様


昭和55年6月20日付・日刊工業新聞: アメリカ企業から液晶カプセル化技術のライセンスをITAが支援


 日本からシカゴに戻った翌日、カガク印刷の創業者で私の命の恩人、板橋義陽様が亡くなられました。 幼少の頃から後姿を拝させて頂いていたので、レンタルのニッケンの岸創業者がお亡くなりになられたときと同じく大きなショックでありました。

 印刷会社を立ち上げられて、いち早くアメリカからフレキソ印刷機を導入。 その後も、特殊ラベル商材や資材を調査、積極的に新技術を導入していかれて会社を発展させてまいりました。 アメリカの企業から液晶のカプセル化技術をライセンス化して様々な香料を印刷物に添加することにも成功、その後、ホログラム、示温、粘着やセキュリティなど広範に手掛けられてこられました。 弊社でも沢山、お手伝いをさせて頂きました。 

 同社は東京リスマチック社が買収、今でも同社の付加価値印刷サービスとして脈々と当時からの技術を革新させて立派に事業展開されていて、今でも技術導入のお手伝いをさせて頂いております。 疎遠になっていたリタイヤされたカガク印刷時代の方々からも何故か突然にご連絡を頂き、板橋様からのお気遣いを肌で感じさせて頂いた次第です。 

 会社のスタートアップ時期であっても、果敢に欧米の技術を導入して物にしていかれたお姿を回顧、感銘を受けている次第です。 板橋様の当時の想いを受け継がせて頂きながら、祈りをもちながら発展させてまいりたいと思います。 ニッポンのベンチャー企業や中小企業ももっともっと知恵を絞ってモガイテいかねばなりません。 

地元の理事会にて訃報の連絡に悲しみを堪えての取り組みでした。
板橋義陽様にシカゴより心よりご冥福をお祈り申し上げます。 
***東京リスマチック株式会社・付加価値印刷サービス***

合掌