アフターコロナのアメリカの製造業見通し - アメリカ進出・ニッポンのアメリカ事業部ｂｙシカゴ太郎

　アメリカのマニュファクチャリングエンジニアリング誌が2020年4月1日ー4日に中堅中小製造業700名を対象にアンケートを実施しました。主にアフターコロナ（ポストコロナ）の重要施策についての設問が中心となりました。

アンケート結果：（一社一回答のみ）

①アフターコロナにおけるサプライチェーン対応は？

この設問に対して最も多かった回答は、

・*米国内のサプライヤーへ切り替え：36%、

・*マルチソーシング：11%、

・サプライチェーンのグローバル化対応：9％、

・*調達戦略の見直し：8％、

・*米国サプライヤーを増やす：6％、

・*サプライチェーンの危機対策計画を策定する：5％、

・保有在庫量を増加：5％、

・*サプライヤーを増やす：4％、

・製造の内製化：2％、

・*サプライヤーを絞り込む：1％

*印が同質の回答と捉えると70%以上の回答が国内調達へのシフトが重要施策となります。

②また、アメリカへ製造回帰を強化する産業についての回答としては；

・防衛：61%

・エレクトロニクス/コンピューター：47%

・消費財：23%

・医療関連：4％

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下記はマイナスと回答＝製造回帰度合いが低い産業。

・教育関連：-4%

・宇宙航空：-4%

・自動車：-19%

・産業関連機器：-30%

世界的なサプライチェーンが大きく変わります。次回はアメリカの製造業におけるポストコロナの事業注力領域についてアップしたいと思います。

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